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まちあるきツールをもっと楽しく使う方法を妄想してみた

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渡辺 あや

渡辺 あや

NOMLABの渡辺です。まちあるき系のテレビ番組を見ることと、ものぐさな散歩が好きです。
目的はあまり持たずに寄り道万歳で、日々google mapでチェックしているパン屋や行ったことがないまちのスーパーに行くことが好きです。最近はおいしい肉まん屋さんを教えてもらいました。自宅からは少し遠いので、週末に行くのが楽しみな今日この頃です。



そんなわけで、「ただ気ままに歩く日」もあれば、「目的地を設定して歩く日」もある散歩を充実させるならこんなものがあったらいいなという思いで綴ります。
※本記事を書くにあたり、「町」と「まち」を以下のように使い分けて表記します。
「町」は、人や民家が多く集まっているところ。また、地方自治体や市街の区分を表す場合。
「まち」は、見た目のやわらかさや、親しみやすいイメージを表したいとき。および、人や文化なども含んで「まち」と表現する場合。

それでは全1回、お付き合いいただけると嬉しいです。
 

「いろんなところをなんども歩きたい」


いつもは当てもなく歩くこともあれば、TV番組で見た町を歩いて、まちの雰囲気に浸ったり、こんな人が住んでいるのだろうなと思いを巡らせたりすることが好きですが、人におすすめを聞いてひたすらあちこち巡り歩くことも好きです。

まちあるきの魅力はたくさんありますが、風景なども含めてお気に入りの場所が増えていくことや、まちの人と交流することかもしれない。
何より、自分が足を運ぶまで持っていたイメージと変わってしまうような発見があることが醍醐味だと感じています。「先週はここに行ったから今週はこっちに行ってみようかな」と心の声を漏らしたことがある人は大体この気持ちを持っているんじゃないでしょうか。

近年は、まちあるきをもっと楽しくするお供として、BINGOゲームや、謎解きゲーム、人生ゲームのようなものをかけ合わせる商品や事例がたくさんあります。
例えばBINGOのネタも数字の的をあけていくものではなく、いきものやまちの建物、お店のロゴ、風景の特徴など様々なモチーフを的にしているプロダクトも開発されています。どこでも見つけられそうなものが、この町ではなかなか見つからないのに、あの町では簡単に見つかったということがそこかしこで起こり得る。ゲームを通して、魅力に目を向けざるを得ない状況をも作れてしまうのがすごいところです。反対に言えば、まちの課題を見つめてもらうためにも使えそうな素敵なアイデアだと思いました。



すごく面白くて私も大好きなのですが、なんとなく、用意してあるものをクリアしてしまうとそこで完了というイメージもあります。これ、もう少し面白く使ってみたいなと思います。

例えばBINGOなら、「誰かが作ったBINGO」を通して、まちを知ってもいいかもしれません。




ヨーロッパには“ロンリーブーケ”という、見ず知らずの誰かに笑顔と幸せをもたらすために、わざと公園のベンチや道端に「私を連れて行ってください」というメモとともにフラワーブーケを置いていく文化がありますが、まちあるき用のBINGOも、こんな風にどこかの観光施設に、BINGO作者の「だれか」が作った、おすすめのお店やメッセージが書き添えられたBINGOカードが置かれたりしても良いかもしれません。QRコードで読み取れるタイプやおみくじ風に出てくるタイプなど、どんなテーマのBINGOがでてくるかわからない仕掛けがはさんであってもいいですね。

加えるなら、そのBINGOは1枚1枚違っていればなおさら面白く、何度も何度も挑戦したくなるかもしれません。とっておきの休憩場所シリーズ、おすすめのレストランシリーズのBINGOを作るなど、地域内外の様々な目線でのBINGOを作って体験しても面白いかもしれません。つまり、「誰でも簡単に作れること」というのがひとつのキーワードになるのではないでしょうか。

だれかの「お気に入り」を通して、まちを楽しむ


UGC(User Generated Content)というマーケティング用語がありますが、「ユーザー生成コンテンツ」のことを指します。YouTubeはプロの方も一般の方も、だれでも自由に作成した動画を共有し、みんなで楽しむことができます。誰もが発信者となり得る時代に、コンテンツまでも簡単に作ることができるのなら、持続可能な発信力も望めます。

まちあるきも、BINGOを通して作るとしたら、スマホアプリなどでそういった機能を簡単に作ることができれば、もしかしたらわが町自慢をBINGOとしてお披露目したり、BINGOのマスを誰かのものと交換したり、難易度の高いものをカスタマイズして作ることができるかもしれません。ひょっとすると、売れっ子BINGO作成者なんかも登場するかもしれないですね。「だれか」の目線を通してまちを楽しんだり新しいお気に入りを見つけるきっかけになったりすると、今まで抱いていたイメージと違う見方ができるようになり、散歩やまちあるきはもっと面白くなるだろうなと思います。

散歩コースは自然の中や街中などいろいろ歩きますが、東京都心のような大都会も風景の移り変わりが早く、新鮮に映りますね。これからもいろんな地域や、商店街、漁港、市場をいろんな目線で楽しく歩くべく、歩きながら妄想していきたいと思います。

最後に、わたしも好きな町の好きな風景や場所、モノをテーマに1枚作ってみました。どこのことかわかった方はぜひ、訪れてみてください。初夏の天気の良い時期はサイクリングもおすすめです。



 

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