林 みのり
idea seeds第1号はコラムでの投稿でしたが、コラムだけではなく、動画でも情報をお届けしようと画策していました。今回はその動画版の初投稿です。
私たちは日頃のリサーチや考察などデジタルに関する情報を社内オンラインサロン「NOMLABランチトーク」として、定期的に情報発信をしています。
その中でも面白かった内容を5分のショート版でお届けしたいと思います。
今回のテーマはNFTマーケティングについてSUSHI TOP MARKETING株式会社COOの髙橋信行氏をお招きし、NOMLABメンバーから美馬弘宜、宮原咲貴の3名でトークセッションを行いました。
NFTってよく聞きませんか?
海外のNFTマーケットプレイスが様々なニュースに取り上げられ大きな話題になった「NFT」。そこから音楽活動、地域創生、不動産やイベントなど、今や「NFT=アート」のイメージから大きく領域が変化していると昨今ひしひしと感じています。その中で今回の動画では「NFTの空間への導入方法」についてNFT専門家の目線、空間演出のプロデュース目線、そしてオタクの目線から掘り下げました。
NFTで長く深く愛される空間へ
「長さ」を表現できるNFT。その特徴は「長く持っていること」や「何度も繰り返していること」へ価値を与えることができる要素があると感じました。その要素を空間に組み合わせると、「誰よりも先に空間に行ったことがある」「誰よりも多く訪れている」という証明をNFTで可視化することができるようになります。「限られた人しか持てない証明を、自分が所持している」という特別感の提供は、空間へ足を運ぶ要因の1つにつながると思います。
推しのアイドルを応援すべく、昔から何度もコンサート会場に通っているうちに「古参」という称号を取得した!みたいなイメージです。
NFTはオンラインですべて完結することもできますが、空間に足を運び、リアルな体験をすることで、より「自分だけが持っている」特別感が湧いてくると思います。
そして「特別感」だけではなく、「満足感のある体験」両方の提供ができてこそ、再来場を促せると思います。
空間、NFT両方に魅力があってこそ、実用的な活用につながるのではないでしょうか。
空間と空間の連携でさらなる拡張へ
オンラインの強みを生かし、別々の空間の体験も1つのプラットフォームで連携すれば、地域を超えた体験が可能となります。推しのアイドルの全国ツアーをはしごするように、1つの目的に向かって様々な地域を訪れる仕掛けを、NFTでも企画ができないでしょうか。
例えば日本各地のお城をつなぐプロジェクトや新選組の歴史上の足取りを日本全国をめぐり実際に追ってみるツアーなど、長い時間をかけて地域や国を超えて楽しめるサービスを作れないかと日々楽しく想像しています。